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疲労がたまると、肩こりや首こりなどに悩まされますね。「こり」とはいったい何なのでしょう？「こり」について一緒に考えてみましょう。

からだの仕組みを考えてみましょう。からだの仕組みはこりに深く関係しています。

• 神経：さまざまな刺激を知覚すると、からだ各部に情報を伝達したり、刺激に応じてからだの機能を調整する役割をもっています。
• 筋肉：筋肉には、骨格筋、平滑筋、心筋の3種類があります。骨格筋は、手足などの骨格についてそれを動かす働きをします。平滑筋は内臓を作る筋肉、心筋は心臓を動かす心臓だけにある筋肉です。
• 血行：心臓がポンプの役割をし、血管を通じて全身に血液を循環させることをいいます。
• 血管：血液をからだの各部に送るための通路で、酸素や栄養分、老廃物、体温、水分を運ぶほか、体温を調節するために伸縮します。

事務作業やパソコン作業で長時間同じ姿勢でいたり、運動をしたあとなどは、筋肉の中に疲労物質である老廃物がたまります。老廃物がたまると、筋肉は柔軟性を失って硬くなります。この硬くなった状態が「こり」です。

硬くなった筋肉に柔軟性を取り戻させるには、栄養と酸素が必要です。そのためにも筋肉の組織をほぐしてあげることが大切になります。

筋肉が硬くなった状態がこりでしたね。では、こりが起きるとどうして痛みを感じるのでしょうか。硬直した筋肉は、血管を圧迫し血行不良を起こします。血行不良が起きると栄養と酸素を送る血液が硬直した筋肉組織に十分に行き渡らなくなります。さらに硬直した筋肉は、神経も傷つけてしまいます。

血行不良になり、神経が傷つくと痛みの物質が発生します。それを脳が感知して痛いと感じるのです。これがこりと痛みの関係です。脳は痛みを感じると、反射的に筋肉を収縮させる命令を出します。その結果、筋肉は硬くなってしまいます。そうするとまた血管を圧迫し始めます。この悪循環が、こりと痛みが続く原因になるのですね。

他にも、こりが原因で腰痛や頭痛といった症状も発生します。この悪循環に陥らないためにも、普段から筋肉をやわらかくしておくことが大切なんですね。

ストレスは心へ、不規則な生活習慣は体へと悪影響を及ぼします。ストレスや不規則な生活習慣は体に老廃物を溜めることになり、やがて体の不調を招く原因になります。マッサージにはデトックス効果があり、心身ともにリラックスすることができます。

デトックスは英語のdetoxicatinから由来しており、「毒だし」「毒抜き」「解毒」などの意味があります。デトックスは簡単に説明すると体の中に溜まったゴミを外へ出すことです。

このゴミとは食べ物や呼吸などで体の中に入った食品添加物・有害ミネラル・ダイオキシンなどの老廃物のことを指しています。デトックスはこれらの物質を体外へ出す大切な機能となっており、私たちの体に備わっているものでもあります。

しかし、偏った食生活や不規則な生活習慣などでその機能が低下することがあります。マッサージ・岩盤浴・ヨガなどで外側からアプローチすることで機能を高めることができます。

デトックスにより体から老廃物が無くなると、体は内側からきれいになり、美容面でも健康面でも嬉しい効果を得られます。肌にハリツヤが戻り、だるさや疲れなど体の不調の改善が期待できます。また体だけでなく、デトックスにより心も健康になってくると言われています。

老廃物が出るとすっきりとするので爽快感を覚えます。今まで老廃物が溜まっていたことによりモヤモヤとしていた感覚が無くなるので、自然にストレスが緩和されリラックスした状態へと導かれるのです。

マッサージは体の各所のツボを刺激しながら、また血流やリンパの流れが良くなるように行われています。老廃物はリンパの滞りが悪くなることで溜まるので、リンパの流れがスムーズになれば老廃物は体外へ排出されます。さらにマッサージはコリをほぐしながら行われるので、体の痛みが無くなり気持ちよくなり心も十分にリラックスできます。

いまや私たちの生活とは切り離せない関係にあるインターネット。スマートフォンやタブレットの普及に伴い、より便利で身近な存在になりましたが、その反面、身体の不調を訴える方も少なくありません。

特に、日本人は欧米人と比較して、首や肩周辺の筋肉が華奢に作られているため、肩こりしやすいといわれています。「肩こり＝日本人特有のもの」と認識している方も多いようですが、その定説は本当なのでしょうか。

「肩こり」という言葉は欧米には存在しません。1910年に発表された夏目漱石の小説「門」の一節に、肩こりに似た表現が使用されていたことから日本でも広まったといわれています。しかし、肩こりと全く同じ症状は欧米にもあり、英語に言い換えると「Stiff Neck」いわゆる「首こり」といわれており、表現方法に違いがあるのです。

肩こりは日本人特有のものと認識していませんか？「外国人は肩が凝らない」「日本人は肩が凝りやすい」と認識している方が多いようですが、実は肩こりは日本人特有のものではありません。中には「筋肉量が少ない日本人は肩こりしやすい」と説明する方も多いですが、ボディビルダーやアメフト選手の方々も肩は凝りますし、筋肉量の違いに問題があるとは言い切れないのが事実です。

また、肩周辺の筋肉といっても大小さまざまな筋肉があります。特に、首の後ろから背中にかけて広がる僧帽筋と、首筋にある肩甲挙筋は肩こりとの関連性が強く、筋肉のバランスが崩れて硬くなるとコリや痛みを発症する可能性が高くなります。骨格的な問題が影響していることもありますが、厳密にいうと日常生活の動作や姿勢、精神的なストレスの有無によって肩こりを発症するケースが多く、日本人特有の症状とは判断できないものです。

肩こりはさまざまな原因と複雑に絡み合っていますが、その中でも大きな影響を与えているのが「姿勢」です。正しい姿勢を維持するために、背筋をピンと伸ばした姿勢を意識している方は多いと思います。

しかし、その状態では本来備わっている背骨のS字湾曲を消失させていることになり、疲れやすい姿勢を自ら取っていることになるのです。背筋を一直線に伸ばすととても美しく見えますが、実際は首や肩への負担が大きく、肩こりを悪化させることに繋がります。また、近年では若者を中心にストレートネックの症状を訴える方も多いです。慢性化しないためにも、まずは経験豊富なプロの整体施術を受けて、肩こりの根本的な原因を突き止めることから始めましょう。

現代はストレス社会です。精神的にも肉体的にもダメージを受けやすくなっています。

ダメージの蓄積は、やがて疲れとしてからだに残ります。精神的な疲れを取るのならば、気分転換が効果的です。しかし、肉体的な疲れは、リフレッシュ整体など、専門家の施術を受けなければなりません。

疲労の原因物質は、「乳酸」だと認識されています。しかし、最新の科学では、疲労物質＝乳酸説は、誤りであることが判明しています。

現在では、乳酸は筋肉疲労を和らげる物質であって、からだにはむしろプラス効果をもたらすものだと分かってきたのです。

そして、本当の疲労物質は、FF（ファティーグ・ファクター）と呼ばれるタンパク質と考えられています。この物質が脳に「疲れた」という信号を送り、細胞の機能を低下させ精神的疲労や肉体的疲労の両方を生み出していると考えられているのです。

疲労が長引くと「慢性疲労」や「慢性疲労症候群」を引き起こします。慢性疲労とは、疲れが半年以上続くものをいいます。

通常、人は休息を取ると脳やからだを休めることができますが、慢性疲労の場合は脳の疲れが解消されずに残ってしまう症状を呈します。

慢性疲労は軽い症状で、日常生活に支障はありません。疲労感が重くなり布団から起きられないとか、家事や仕事など日常生活に支障をきたすようになると慢性疲労症候群の可能性があります。

半年以上疲労感が続き、筋肉痛・関節痛・微熱・咽頭痛などを経験したことのある方は慢性疲労症候群である可能性を疑いましょう。

疲労回復に効果的な物質として、「クエン酸」（Citrate）があります。クエン酸は、梅干やレモンなどに含まれ、酸味のもとになっています。

梅干やレモンには、リンゴ酸も含まれていて、脂肪酸からのエネルギー（ATP）生成を促進します。ATPは「生体のエネルギー通貨」といわれるほど、大切なものです。

クエン酸の「クエン」は、シトロンの樹木を意味する中国語で、「枸櫞」と書きます。クエン酸は、1日、3g程度の摂取を目標としましょう。

グレープフルーツジュース（コップ1杯）＝2.6g、オレンジジュース（同1杯）＝2.0g、ミカン（1個）＝1.0g。疲れを感じた時には積極的に摂取するのが良いでしょう。

またリフレッシュ整体は、併せてからだの外側からアプローチし、からだの疲れを開放するとともに心もリラックスすることができるもっとも有効な方法です。

寝ているのに疲れが取れない、食事は摂っているのに元気が出ないなどの傾向がある人は、一度食生活と食事回数や食事の分量のほか、いわゆる生活習慣を見直してみるといいでしょう。知らず知らずのうちにやってしまっている習慣が、疲れやすい体を作っているかもしれません。また疲れを軽減するにはリラクゼーションがおすすめです。

カフェインの取り過ぎ・寝る時間や起きる時間が不規則・食事の摂りすぎなど、これらは全て疲れやすいからだを作る原因となっています。また運動のやりすぎは疲れやすいからだにします。適正体重を維持することは、筋肉や臓器への負荷を少なくします。しかし体重減少、運動不足解消という理由で、ジョギングなどをするのは、かえって疲れ早死にするので注意しましょう。適度な有酸素運動としての軽いウォーキングを取り入れてみるといいでしょう。

カフェインは利尿作用があり、取り過ぎて水分不足になると体は疲れやすくなります。また平日と休日で起きる時間がバラバラだと体のリズムが狂い疲れやすくなるので、可能な限り成人の場合、寝る時間は午後10時、起きる時間は午前6時のあいだにとるようにしましょう。

食事をいつも腹いっぱい食べたり、お腹がすくという理由で何食も食べる人、仕事しながらのおやつが止められない人は、疲れやすい体になります。このようなNG習慣を送っている場合は、朝食を摂らないなど1日のうちの1、2食を食べないようにして、胃腸を休ませ、食べる食事も腹6～8分とするよう心がけてください。

リラクゼーション効果の高いマッサージは、心身の緊張をほぐしてくれ、ストレス解消による自律神経の安定、疲労回復や免疫力の向上など様々なメリットがあります。ストレスの多い社会で、肩こりや腰痛、頭痛などは現代人が多く抱えている悩みです。

それらの体の症状は体に老廃物が溜まっていることが原因となっており、マッサージはツボを刺激しながら老廃物を流してくれるので疲労回復効果が高くなっています。心身ともにリラックスできるので、マッサージは気軽なリフレッシュ法と言えます。